桜咲き誇れ

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百田尚樹さんの講演会が圧力によって中止!言論弾圧と言わずしてなんというのか?

百田尚樹さんの一橋大学での講演が中止になったそうです。

headlines.yahoo.co.jp

理由については「『本講演会がKODAIRA祭の理念に沿うものでなくなってしまったこと』が挙げられます。当学園祭は一般の学園祭と異なり、『新入生の歓迎』を第一義とするものです。当委員会の企画のために、新入生の考案した企画や、新入生の発表の場である他の参加団体の企画が犠牲となることは、当委員会では決して容認できるものではありません」と説明。その上で「当委員会は本講演会を安全に実施するため、これまで幾重にも審議を重ね、厳重な警備体制を用意していました。しかし、それがあまりにも大きくなりすぎたゆえ、(いくつもの企画が犠牲となり、)『新入生のための学園祭』というKODAIRA祭の根幹が揺らいでしまうところまで来てしまいました」とした。

 ということで、中止になった理由は警備体制の規模が大きくなりすぎて、他の企画に影響が及ぶようになったからだといいます。

そもそも、なぜ百田尚樹さんが講演をすることで、警備体制が必要になるのかわかりませんよね。

この講演中止について論じたいと思います。

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百田尚樹さんとは

百田尚樹さんは放送作家、小説家です。

あの人気の探偵ナイトスクープ放送作家として有名です。

他にもベストセラー作家としての顔も持ち、「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」などの著作をおもちです。

 

その言動が話題に

百田さんといえば、その過激とも取られかねない言動が話題になることが多いです。

民主党に「息を吐くように嘘をつく」といったり、選挙の応援演説で他の候補を「人間のクズみたいなもん」といったり、第2次世界大戦における百田さんの歴史観が問題になったりしてきました。

 

まぁ世間では、百田さんの政治思想が「右翼」だと捉えられているということです。

そういうことから「左翼」的思想を持つ人たちからは、敵対視されている存在です。

国会議員まで参加して中止運動

そういったことから、今回一橋大学で講演を行う際に、「左翼」の人々からはその中止を求める運動が行われていたわけです。

そのなかには、有田芳生参議院議員まで含まれていたと言います。

有田議員は国会で百田さんの「人間のクズ」発言を取り上げた方ですね。

 

百田さんのツイッターによると

聞くところによると、私の講演を企画した学生たちは、サヨクの連中から凄まじい脅迫と圧力を受け続けていたらしい。
ノイローゼになった学生や、泣き出す女子学生までいたらしい。
そこまでやるかと思う。おぞましさに吐き気がする。

 だそうです。

百田さんの講演を中止させるために、学生に脅迫を行っていたとのことです。

言論弾圧以外のなんなのだろう?

もちろん、百田さんの発言に敵意を燃やし、その発言について批判されることは構わないと思います。

しかし、その発言の機会を、しかも学生たちに圧力を与える形で妨害しようとするのは卑怯千万でしょう。

もしも、「左翼」的思想の方の講演を、妨害されたら大きなニュースになっていて、彼らは抗議の声をあげていたことでしょう。

 

自分たちは言論の自由報道の自由などを主張するのにもかかわらず、自分たちの気に入らない主張に対しては、卑劣な手段によって妨害することが許されるでしょうか?

 

これを、言論弾圧と言わずしてなんというのでしょう?

 

学生を責めるな

この件を受けて、一橋大学の学生がそもそも百田尚樹を呼ぼうとするのが悪い、といった論調も見受けられました。

しかし、悪いのは自由な言論を封殺しようと妨害する人々であって、学生が悪いわけでは断じてないでしょう。

 

そして、学生さんたちも考えていて、政治的信条について問うのではなく、マスコミのあり方というテーマで話を聞くという予定だったわけです。

このことをふまえても、学生たちの自主的な行動を封殺する権利はないでしょう。

 

ましてや、それを脅迫や圧力という不当なやり方において行うのは、言語道断としか言いようがありません。

他の企画に影響を与えるほどの警備をせざるをえなくなる、という脅迫、圧力というのは、想像を絶するものなのでしょう。

 

まとめ

私は普段であれば、右翼だの左翼だのカテゴライズするのはあまり好きではありません。

そして、私には理解しがたい面もありますが、左翼的思想そのものを悪いというつもりもありません。

しかし、今回の件は断じて許されないことです。

自らの思想、目的を達するためにこのような卑怯な手段をとるべきではないです。

不満があるのなら、言論を持って批判すればいいのであって、その言論の場を実力で封殺するというのは許されて良いはずがありません。

特に、自分たちが自由を叫ぶのであれば、他人にこういった自由を縛らせるような行為を厳に慎むべきです。

 

この問題に関するその後の原口議員と有田議員のツイッターでの論争についてもまとめました

是非こちらもご覧いただけると幸いです

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